2012年10月20日土曜日

稽古の連続。最近ハードだぜぃ。

 本日も真面目に稽古。土曜の道場稽古に行った。昨日の稽古によるどんよりとした腰への疲れの蓄積があったが、試合に出ることも決めたし、出ねばならんとして行った。

 試合も近いので、基本→キックミット→スパーリング で1時間半を過ごす。キックミットは、下段右左、中段右左、膝蹴り右左を各1分半。その後、ローテションしながら制限スパーリングから始まり、最後はフリー。中学生のスパーリング相手もしていたので、それ程みっちりやった感覚はない。まあその程度で結果的にOK。

 昨日習った、腰を前に出すキックと膝蹴りをキックミットで試していた。脱力も必要なんだがまだまだを実感。遠い間合いの先にあるキックミットを蹴ろうと思うと、ヨイショてな具合に力みが入るのを感じる。素直に腰を前に飛ばして膝のスナップで蹴れるようになるにはもう少し練習がいる。膝蹴りも腰をぶつける形でやろうと努めたが、モーションが大きくスピードが出ないもんだ。まあそれでもしょーがないとしてやっていた。キックミットを持っていた相手は90K超で、その相手を後ろに下がらせるパワーは出していたのでよいとしよう。それでも実戦でこんなにスローモーだとどうも使える気がしないんだが・・・。ただ昨日習ったコンセプトなので身につけることが肝要。バリエーションはそれからだ。

 俺とペアを組んだのは90K超の若手(ちなみに俺は85K)で、その割に体も柔らかく強い。ところが彼も、昨日喝破さられた俺と同じ風情の闘い方をする。つまりガタイがある為に重心を後ろに置く。前に腰を伸ばし前に出る力で突き蹴りをすれば、それはそれは凄い破壊力が出るのだが、重心が後ろ、せいぜい真ん中なのでミットを持つ俺を後ろに飛ばすほどの威力は出ない。ああ―こう言うことか、と昨日の学びを確認することになった。稽古後、彼には前に出る力を利用することをアドバイスした。前に出る態勢の中から最後にきちんと極めるフォロースローをする意識も出る。また「武道空手の極意」で述べられる「不安定の中の安定」で、突き蹴りの攻撃の一点に重心を預けることになり、そりゃ威力は増すわな。古伝沖縄空手がダメと言う「居着き」を無くすることにもなる。そのような動きをマネジメントできる闘いにしていかねばならんが、これは万回の古伝の型をやる必要があるんだろうね。前に出ることだけではないもんね。

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 53歳、後数カ月で54歳になる。仕事もやっているんだが、トレーニングとか空手稽古に熱中している我輩は・・・、一体どうしたもんかねー。

 歳をとるにつれ、疲労が腰に蓄積し速やかには解消しない。今日の稽古が終わり数時間経った今は、オーバーに言えば腰を曲げた昔の百姓老婆の歩き方になっている。腰が膠着して固まっているんだよね。幸い、スポーツマンによくある腰の持病はなく、時間が経てば何もなかったように解消はしてくれるんだが。

 試合まで後3週間。試合に出ることを決めてから、マンネリは打破されている。ノルマとしてのトレーニングや稽古ではなくなっているものね。それは、善き哉、善き哉。

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