2012年10月10日水曜日

バカヤローを二つばかり

 政治の話は似合わないサイトであるが、バカヤローを二つばかり言いたい。

 民主党の復興予算の使い道は一体何なんだ。復興予算と言うからには100%被災地の復興に使うべきじゃないのか。なんぼ日本の活性化の為に、などと言うようなズルイ文言を入れたとしても、本義を間違えちゃあイカンよ。中国向けの震災情報PRサイト作成や、被災地ではない税務署の耐震構造強化の為に使っている?馬鹿じゃないの、と思う。国民から見放されていくこと、しょうがないと思ってしまうじゃないか。

 被災地は困っている。 復興する為に増税をして金を積んだんだろう! すべてを被災地の復興、被災民の生活の再構築の為に使うべきではないのか!自民党的な公共事業だって何だっていいよ。いやむしろメインとして今は公共事業だろう、一杯壊れたんだからさ。造り直さないといけないよ。

 俺のオヤジは教員だったので、かつての社会党を支持した。民衆だとか庶民の為だとか、そんな言葉を紡ぎながら、弱いものを守る為の政治を述べたし理想を一杯語った。教育は理想を語らねばならない。そうであって初めて教育。世俗にまみれた振る舞いを教えてはいけない。理想主義者のオヤジが応援した、その社会党の末裔も居ながら何なんだろうね、民主党は。松下政経塾のテクノクラートもダメだねぇ。松下翁の本質はどこに消えたんだ。およそこの時代における正義の思想がないじゃないか。それをきちんと言葉で述べられれるだけの気概もない。政治は未来を見ながら、今の正義を遂行することではないのか。それに命を賭けることなんだよ、本来は。

 次に中国。

 随分昔に立花隆氏が「共産党研究」で述べたことは、まったく真実だ。「民主集中性」は独裁である。マルクスの理想は一体どこへ行ってしまったんだろう。虐げられている弱い人々が団結して立ちあがり、社会を、より多くの人が幸せを享受できるようにするのが共産主義ではなかったのか! 実はその為に暴力革命の是認だとかの恐い側面があり、それを決して是とはしないんだが、そうでもしない限り既に力を持っている既得権益の支配層に搾取されてしまうから、方法論として認めた。ほんで、中国共産党は銃口から政権をとった。今、実際は何たることか・・・。既得権益の支配層が共産党エリートである。古い言い方だとブルジョアと言う、共産主義の敵である資本家を党員にしてしまう無茶苦茶なこともやっている中国共産党。富んでいける力を持った者を集め、国力を上げ、結果的にそれ以外の民衆にも富が渡るようにしようと考えているんだろうが、上手くは行っていない。人間の欲は際限なく、それが作る世界だから上手くは絶対に行かない。計画された中の箱庭の富は、計画されたように冨者から冨者へ移っていくだけだ。チャンスがないことに気がついた人々により、いずれ何かが起きる。

 これからの「革命」なるものは、中国共産党への〇△? 「毛主席」の写真が出るデモはそれを暗示する。俺は決して、「文化大革命」を肯定しない。あんな非人間的なものはないし、毛沢東と言う個人の幻想を国家レベルに広げ、多くの犠牲を生んだ愚かな活動である。しかし今、現在の中国政治への秘められた批判として「毛主席」の肖像が出ている。

 「民主集中性」は独裁的権力を生み、独裁的権力ちゅうのは、やっぱり腐敗するんだよね。どんだけ立派なひとでも10年権力の座にあれば、その周りに巣くう人々もいて全体としてその機構が腐敗する。それは毛主席もそうだし、改革開放の中国共産党自身もそうなる可能性は高い。

 中国は王朝の歴史である。我々日本人が歴史を通して多くを学んできた煌びやかな中華文明の歴史だ。だいたい日本が偉そうにしていたのはここ100年余に過ぎない。3000年間の大方は、我が国が中華の大国に学び、大きな影響を受けていたのである。その大国と言えば、大中国を治める強大な権力の変遷の歴史である。王朝が変わるたびにゼロリセットしてしまう権力。アアー、もったいない。中国共産党も支配の為の強大な権力を持つ。まったく不思議な大国である。なんで発展の連続がないんだ。これが集団とか社会で幸せを描けないでいる理由であろう。人口が多いから支配しないといけない、ということになってしまっている。多い人口の多様性こそが正しいことなのに、そのモザイクでつくる未来への議論や現状の悩みの上の成功がない。

 異なる価値観のモザイクの成功こそが成熟した民主主義と呼ばれるものである。米国は人種のるつぼから異なるモノを認めようという社会に変貌した。戦争に明け暮れたヨーロッパは、元々違う民族達が、EUという実験でもあるが現実を作っている。まあそういう意味では、まだどこも完全に成功していないかもしれない。成功というよりも人類の歴史は問題解決の歴史だ。多様な民族、多様な価値観の中で未来に向けて幸せになれるシステム、それは何だろうかね。

 書きながら飲み随分酔っぱらった。本日は以上。

 

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