風邪も治り、3週間ぶりに土日と連続して道場稽古に行った。
土曜の稽古では、新しく中学生になった子供達が一般部の稽古に参加し、人数は10数人と多かった。オヤジは数人、10人余が中学生だ。彼らは少年部で技を鍛えられており十分に上手い。指導したのは研究熱心で理論派のH指導員だ。稽古もゲーム的要素を入れ込み、おもしろかった。
片手にはめるキックミットを両腕に装着した相手に向かい、1,2パンチを2セット。さらに1,2の後左フックを入れた1,2,3パンチで2セット。互いに右腕にはめ、順突きだけの攻防を2セット。また両腕にはめ、左の前蹴りと左順突きの連続技で2セット。
初心者はともかくきちっとミットにパンチを叩きこむことの練習であり、上級者は間合いを意識して実戦の感覚でやらねばいけない。フットワークも入れるので、軸の安定、かつ上体の脱力と打つ時はノーモーションであること、そして間合いコントロールを考えつつやるべき練習である。左の順突きを当てる時に間合いも測る。相手が下がり、遠目で軽くあたるようだと逆突きは大きく踏み込むべきだし、相手が下がらず、近くで強くあたるならばその場で逆突きを叩きこむ。左の順突きをセンサーの意味も兼ねて出すことを意識しないといけない。1回だけでなく、何度も練習に入れて反復することが必要であろう。今度俺が指導する時もやるようにしよう。
日曜は支部長指揮の稽古であった為、定番メニューであった。基本稽古の後、コンビネーションを入れた移動稽古。1、2パンチで前進。1、2、膝蹴り、1、2、前蹴りで前進。その後は型と約束組手。最後にキックミット1分を2セット。
少年部から上がってきた中学生に回し崩しを教えた。円心空手では引き崩しと言う。芦原空手を源流とする技である。相手の袖口の下を右手で掴むと同時に首根っこに回した左手で相手を引いて崩しながら自らは右に回り込む。芦原空手をやっている時にはよくやった。相手を崩すには押すよりも引く方がより相手のバランスを崩せることを実感して感心したものだ。芦原空手ではそのまま巻き込み投げという技に入る場合もあるが、一般的には崩して下に抑え込んだ相手の顔面に膝蹴りを入れ、その結果相手の顔面が上がると今度は上から肘打ちをするという非常に怖ろしい技である。
土日の稽古は、一部指導にまわることもあったが、ほぼ俺も稽古メニューに参加し、久しぶりにやった内容としては妥当な所であった。基本技と基本的なコンビネーションを十分にやった。これからまた以前考えていた体捌き、つまり腰を寝かして前に出して蹴りの伸びをつくるようにするとか、得意技の右中段からのコンビネーション、またパンチで倒すコンビネーションを思い出しながらやって行けばよい。
久しぶりに道場にあるサンドバッグを稽古の前後に蹴ってみたが、前より足が上がるように思えた。これは動的ストレッチとしてやっている真向法が効いているのではないだろうか。稽古中の横蹴り上げも以前より足が上がっていると思う。いいことだ。
サンドバッグは、以前述べたが、全力で蹴り込み、全力で突いた。それによってまず筋力を鍛える。それができればより脱力とスピードを意識して、当たった瞬間に極めとして筋肉を締めるようにするのだが、本日はそこまではできなかった・・・というより、そのことを忘れていた。特にスピードを出すことに留意するべきである。とかくサンドバッグは当ててから押しこんで破壊力を感じることの方に留意してしまい、空突き・蹴りよりのろくなる。当てる前も速く、当てて絞って極める。これを忘れずにやることだ。最大限のスピードで当て、最大限に筋肉を絞って極めることが肝要。
試合への申し込みがまだ間に合うかどうかは尋ねず、結局春の試合はパスすることにした。うーん、ちょっと逃げた感があるが、稽古を積み重ねて秋には出よう。その時には、今の調子で体を柔らかくして上段を軽く使えるようにして万全で臨むべし。
風呂場でスクワット80回(体洗い時)+50回(洗髪時)をする。
空手の教則ビデオも見たし、久しぶりに空手漬の週末をおくった。
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