今日は一般部の稽古を指導した。一般部は中学生以上の参加であり、本日は高校生と中学生7人でオジサンは無し。中学生と言っても小学低学年からやっている子供たちであるからうまいのなんのって。この春高校生になる2名は流派の中学軽量級と重量級全日本入賞の実力者である。こっちが指導されたいくらい十分強い空手道士だ。エッチラオッチラやらざるを得ないオジサンもいて欲しいもんだ。なにせ指導する所がほとんどない。
準備体操からいつもの基本、これにだいたい30分。小休止を挟み移動稽古で30分。この後普通なら約束組手からスパーリングに行く所を、本日はミット練習を30分行った。皆回し蹴りはこっちが教わりたいくらいうまいので前蹴りを教えた。最近留意している「重力利用」の前蹴りである。前傾姿勢のまま膝を素早く上げ前に倒れ込む力を利用して蹴り放つスタイルのやつ。やってみると軸を作って腰を入れて蹴るよりも強いように感じる。特に間合いが近い時にノーモーションで蹴ることに留意すれば組手で有効に使える技だ。
「重力利用」の突き、そして回し蹴りさえも中段くらいまでならば重力は有効だ。まあ俺のやり方があっているかどうかは今一つ自信がないが、つまる所前に倒れ込むくらいに前進力を利用する。
ミットを突く場合は、10センチ奥を突くイメージを持ちミットに当てる際には突き刺すイメージを持つこと、その上で「重力利用」だとさらに威力が増す。
少年達がどこまで俺の解説を理解し、実行しようとしているのかは不明だった。見ていると今までとそう変わらないモーションで技を繰り出していた。俺ももう少し科学的に理屈の言葉を費やして説明すべきではある。
指導していると自分の稽古にはならないので稽古後一人、サンドバッグへ突き蹴りをした。自分もまだまだ指導されたいがしょうがない。
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